「セラピードッグって知ってる?老人ホームを何度か訪問してるとね、それまで無表情だったおばあちゃんが犬に手を差し伸べて笑顔になったり、無口だったお隣同士が話し始めたりするのよ。
犬にはね人を笑顔にするそういう力があるのよ」
北東北捜索犬チームの久子さんからこの話を伺ってから4年。
この間たった6頭のセラピードッグがコツコツと活動を続けてきました。
ますます増える訪問要請に応えたいと北東北捜索犬チームは2015年5月「セラピー犬」の専門部を立ち上げ、そして、ついにセラピードッグとハンドラーを育成する「セラピードッグ研修会」(青森市市民活動活性化事業補助金対象事業)第一回目が7月16日に開かれました。
岩本さんが13組の候補生にお話しくださったのは動物介在活動のこと、ボランティア活動の心得、犬の適性を尊重すること、などなど。そして始まった訓練。マスターしなけらばならない項目はいくつもあり、とりわけ服従は完璧を要求されました。事故を起こしてはならないからです。(時には犬に突然降りかかる災難もあるそうで、さりげなく犬をかばうハンドリングも教えてくれるそうです)
この日は岩手の伊藤訓練士さんお二人(ご夫婦です)が一頭一頭の問題点を明確にし、その解決法を提示、実践してくださいました。まさに目から鱗のご指導でした。
候補生の訓練は来年3月まで続きます。そして適性試験。これに合格してセラピードッグとハンドラーが誕生します。
はたして犬にも自分にも適性はあるのだろうか?
訓練をマスターできるのだろうか?、、、不安です。
でも犬たちが沢山の笑顔をつくる!その幸せな光景を見られるように頑張ります!
7月16日に愛護センター行われた「セラピードッグ研修会」のようす。
人に吠えない訓練
走っても吠えないように
WonUp tsugaruのメンバーがセラピードッグとそのハンドラーを目指しています。